十二支について
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の意味と特徴を解説します
十二支とは
十二支とは、1年12ヶ月の季節に関係した暦上の符号です。十二支は、毎年、毎月、毎日、毎時間についています。十二支は季節を示す暦上の符号のほかに五行や陰陽、季節、方位、時間が割り当てられています。
十二支の陰陽五行配当
子(ね)
冬至の時期で、陰極まりて陽生ずる時期。生命力の種が宿る時期を表します。北方に配当され、夜半の子の刻(午後11時〜午前1時)に対応します。
丑(うし)
寒さが厳しい時期で、大地に生命力が蓄えられる時期。艮(うしとら)の方位で東北を表し、丑の刻(午前1時〜3時)に対応します。
寅(とら)
立春を含む時期で、陽気が発動し始める時期。東北東の方位で、寅の刻(午前3時〜5時)に対応します。万物が動き始める象徴です。
卯(う)
春分を含む時期で、陰陽が平衡する時期。正東の方位で、卯の刻(午前5時〜7時)に対応します。草木が芽吹く時期を表します。
辰(たつ)
晩春の時期で、陽気が盛んになる時期。東南東の巽(たつみ)の方位で、辰の刻(午前7時〜9時)に対応します。
巳(み)
初夏の時期で、陽気が充実する時期。南東の方位で、巳の刻(午前9時〜11時)に対応します。陽気の極致に向かう時期です。
午(うま)
夏至を含む時期で、陽極まりて陰生ずる時期。正南の方位で、午の刻(午前11時〜午後1時)に対応します。最も陽気が盛んな時期です。
未(ひつじ)
盛夏の時期で、陰気が生じ始める時期。南西の坤(ひつじさる)の方位で、未の刻(午後1時〜3時)に対応します。
申(さる)
初秋の時期で、陰気が発達する時期。西南西の方位で、申の刻(午後3時〜5時)に対応します。収穫の始まりを表します。
酉(とり)
秋分を含む時期で、陰陽が平衡する時期。正西の方位で、酉の刻(午後5時〜7時)に対応します。実りの秋を表します。
戌(いぬ)
晩秋の時期で、陰気が盛んになる時期。西北西の乾(いぬい)の方位で、戌の刻(午後7時〜9時)に対応します。
亥(い)
初冬の時期で、陽気が内に収まる時期。北西の方位で、亥の刻(午後9時〜11時)に対応します。生命力が内に蓄えられる時期です。
十二支の方位と時刻
十二支 | 方位 | 時刻 | 季節 | 五行 |
---|---|---|---|---|
子(ね) | 北 | 23:00-01:00 | 12月 | 陽水 |
丑(うし) | 北東 | 01:00-03:00 | 1月 | 陰土 |
寅(とら) | 東北東 | 03:00-05:00 | 2月 | 陽木 |
卯(う) | 東 | 05:00-07:00 | 3月 | 陰木 |
辰(たつ) | 東南東 | 07:00-09:00 | 4月 | 陽土 |
巳(み) | 南東 | 09:00-11:00 | 5月 | 陰火 |
午(うま) | 南 | 11:00-13:00 | 6月 | 陽火 |
未(ひつじ) | 南西 | 13:00-15:00 | 7月 | 陰土 |
申(さる) | 西南西 | 15:00-17:00 | 8月 | 陽金 |
酉(とり) | 西 | 17:00-19:00 | 9月 | 陰金 |
戌(いぬ) | 西北西 | 19:00-21:00 | 10月 | 陽土 |
亥(い) | 北西 | 21:00-23:00 | 11月 | 陰水 |
十二支の理解のポイント
- 十二支は季節の変化と密接に関連している
- 方位と時刻が割り当てられ、空間と時間を表す
- 陰陽五行の配当により、それぞれの性質が決まる
- 一年の気の流れを12等分したものが十二支
- 月支(生まれた月の支)は四柱推命で特に重要